苦労と同時にメリットも多い小児科勤務について

新生児から思春期までの子供に対してケアを行っているのが小児科であり、そこで看護師が働く魅力は、子供たちの笑顔を見ることができるという点です。子供は自分の気持ちを素直の表現してくれるので、痛みがなくなったり、不安な気持ちを取り除いてあげたりすれば、とびっきりの笑顔を見せてくれます。そのため、子供たちの屈託のない笑顔は、厳しい環境で働いている医療従事者の癒しとなり、仕事をすることへのやりがいにも繋がると言われています。したがって、子供たちの笑顔を一番近い所で見られることを働く喜びだと感じている看護師は少なくないようです。

また、小児科は、医療の現場で働く看護師のスキルアップの場としても最適です。小児科は、診療科目で分けられている病棟とは違い、小児ガンや発達障害、アレルギー、感染症など、様々な疾患をもつ子供のケアを行います。様々な疾患を持つ患者に対応するためには、看護師も学ばなければならないことが多く、充実感のある日々を送りながらスキルアップをしていくことができるでしょう。子供たちのケアを行いつつ、共に成長していけるのは、他の診療科にはないメリットかもしれません。

それから、子供たちの中には、喋ることができなかったり、意思表示をするのが苦手だったりする子もいます。したがって、小児科ナースは、子供たちの表情の違いやサインを読み取り、自分で状況を判断していかなければならないことが多々あります。ですから、自然と観察力や対応力がアップしていくことも、小児科勤務の魅力です。しかも、その経験は、自分が親になった時に必ず活きてくるので、人生の様々な場面で役立つことでしょう。